茨城県への移住がおすすめな理由【首都圏よりも魅力的な部分も多いそのポテンシャルとは!?】
2024.12.21
2024.12.21

「移住を検討しています!茨城県がおすすめってよく聞くけど、その理由って何なの?」
茨城県への移住を検討している方へ。
どうも、イエタッタ茨城・編集部の「K」です!
茨城県は移住におすすめな地域としても有名になりつつあります。
とはいえ、「自然に囲まれているイメージだからなんとなく過ごしやすそう」「都内にも行きやすいらしいよね」という感じでしか認知していない方は多いのではないでしょうか。
これだけでは、情報としては少し弱いですよね。
というわけで今回は、茨城県が移住におすすめな理由を、首都圏と比較したり茨城県本来の魅力をお伝えしたりしながら解説していきたいと思います!
コラムの後半では、茨城県へ移住するうえでの注意点もご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

順番にご覧ください。
なお、移住という視点に限らず茨城県には多くの魅力があります。このあたりをまとめた記事もあるので、お時間あるときにチェックしてみてください。
茨城県の魅力を完全ガイド|観光・グルメ、暮らしと住まいまで徹底紹介
茨城県は首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)よりも良い暮らしができるって・・・どういうこと!?
と、疑問に思うかもしれませんが、このあたりは住まいで比較するとわかりやすいです。
具体的には、首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)のマンションと茨城県の土地代で比較してみます。
2023年のデータになりますが、不動産経済研究所が発表した東京23区の新築マンションの平均価格は、用地取得費や建築コストが上昇した影響で前年比が39.4%上昇し、1億1483万円となっています。
なお、首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)の平均価格は28.8%上昇し、8101万円。
いかがでしょうか。首都圏に住むとなると賃貸かマンションが主な選択肢になると思いますが、この価格を見ると、少なくともマンションを購入して持ち家を手に入れるという選択はしづらい気がします。
実際、都心部で需要があるのはやはり富豪層なので、そちらをターゲットとした物件が多く登場しているようです。
参考:日経経済新聞 東京都23区の新築マンション価格、初の1億円超 23年平均
対して、茨城県はどうでしょうか。
茨城県の土地代は1㎡あたりの平均が4万0088円、坪単価が平均13万2523円が目安となっています。 一般的な40~60坪程度の土地を購入したとしたら約500万円~800万円ほどでしょうか。
とはいえ地域にもよるので、茨城県の市町村の地価ランキング1位〜5位を見てみましょう!
1位:守谷市 ⇒1㎡あたり11万3881円 坪単価37万6468円
2位:つくば市 ⇒1㎡あたり9万9509円 坪単価32万8956円
3位:つくばみらい市 ⇒1㎡あたり6万6307円 坪単価21万9197円
4位:水戸市 ⇒1㎡あたり5万6480円 坪単価18万6711円
5位:牛久市 ⇒1㎡あたり5万4800円 坪単価18万1157円
参考:土地代データ 茨城県
上記のとおりです。
もっとも高価とされる守谷市で仮に40~60坪の土地を購入するとなると、土地代は約1500万円~2300万円ほど。建物代が3000万円~4000万円くらいだとしたら、合計で4500万円~6000万円が目安ですね。
県内では高価とされる守谷市でさえ、首都圏のマンションと比較しても安価でマイホームを手にすることができます。
守谷市の土地価格相場等の情報を知りたい方は以下のコラムにまとめてあるのでチェックしてみてください。
【2025年最新】守谷市の土地価格相場|駅・エリア別ランキング、探し方、予算計画など徹底解説!
その分コストをかけて広い土地を購入したり、性能・設備の良い戸建てを建てたりするという選択肢もありそうですね。マンションでは実現できない庭やウッドデッキが付く暮らしも夢ではありません。
また、都心から離れた田舎暮らしを視野に入れているなら、離れるほど土地代も安くなる傾向にあるので、より安価に済むでしょう。
首都圏でマンションを購入するのはハードルが高い…。そう感じるようでしたら、茨城県に移住して家づくりをしてみませんか?
コスト面や住まいの快適さの面でも、理想の暮らしが実現しやすいかもしれません。
茨城県は都心へのアクセスが良いと言われていますが、実際はどうなのでしょう。
ここでは、都心・副都心へのアクセスを首都圏(神奈川、埼玉、千葉)と茨城県で比較してみたいと思います。
とはいえ、路線や駅はさまざまなので、いくつかをピックアップする形でご紹介していきますね。
【神奈川】
<東急田園都市線沿線>
◎梶ヶ谷駅、鷺沼駅、あざみ野駅
渋谷駅まで約40
<横須賀線>
◎武蔵小杉駅
東京駅まで約18分
【埼玉】
<湘南新宿ライン/上野東京ライン/京浜東北線/宇都宮線/高崎線/東北本線>
◎浦和駅 新宿駅まで約27分
東京駅まで約26分
品川駅まで約37分
【千葉】
<京葉線>
◎南船橋
東京駅まで約29分
<総武線>
◎東松戸
東京駅ま約30分
<常磐線>
◎松戸
東京駅ま約27分
<京葉線>
◎葛西臨海公園
東京駅ま約13分
さすがに神奈川、埼玉、千葉は都心・副都心へのアクセスが良く、1時間もかからない駅が多めですね。
対して茨城はどうでしょう。
【茨城】
<つくばエクスプレス>
◎つくば駅
秋葉原駅 最速で45分
<つくばエクスプレス>
◎守谷駅
秋葉原駅 最速で32分
<常磐線>
◎取手駅
日暮里 約37分
上野駅 約40分
◎土浦駅
東京・品川・上野 最速で約50分
<宇都宮線>
◎古河駅
東京駅 約60分
いかがでしょうか。
神奈川、埼玉、千葉と比較して勝るとは言いませんが、茨城も都心・副都心へのアクセスは30分〜60分ほど。関東圏内では良い方だと言えます。
実際、前述したとおり住まいで比較したら首都圏よりも茨城県は安価ですし、そのうえ都心へのアクセスが良いというメリットも含めて、茨城県への移住に魅力を感じる方は多いようです。
たとえば「リモートワーク主体で週に1~2回は都内オフィスへ出勤」という方でも過ごしやすいですし、人ごみに身を置く環境も少なく、田舎と少しの都会らしさのバランスがとれた地域や、田園風景を楽しめるような地域での暮らしもできます。
そういった観点でも、茨城県への移住はおすすめです。
なお、茨城県の都心・副都心へのアクセスに関しては以下も参考にしてみるとわかりやすいです。
参照:Re:BARAKI
国土交通省のデータによると、茨城県は経済的豊かさが全国で上位に位置しています。
比較的生活しやすい環境が整っているため、移住しても安心して暮らせる可能性が高いと言えるでしょう。
具体的なデータは以下のとおりです。
・全世帯を対象とした可処分所得(手取り収入) ⇒全国で4位
・中央世帯(各都道府県ごとの可処分所得上位40~60%)を対象とした可処分所得と基礎支出の差額 ⇒全国で3位
詳しくはこちらを参照してみてください。
参考:国土交通省 都道府県別の経済的豊かさ(可処分所得と基礎支出)
なお、総務省の消費者物価地域差指数を見ても、茨城県は他県と比較して低い数値となっています。
詳しくは以下リンクにある2ページ目をご覧ください。
参考:総務省 消費者物価地域差指数
まとめると、茨城県は所得がわりと多めなうえ物価も安いという地域なので、移住しても豊かな生活がしやすいと言えます。
茨城県は自然が豊かなのも魅力。
山・海・湖の景勝地が豊富で、キャンプ、海水浴、山登りといったレジャーを楽しめる地域も多いです。代表的なスポットは、筑波山、大洗海水浴場、霞ヶ浦などが挙げられます。
ちなみに北関東内の田舎暮らしで人気なのが境町や常陸太田市です。境町は田園風景が美しく、常陸太田市は気候が穏やかで豊かな山々や広く開けた水田地帯があります。
そんな自然に囲まれた地域が盛んな茨城県なら、戸建てで自由な住まいを選ぶことができます。
首都圏でマンション暮らしに憧れる人もいると思いますが、住まいの自由度で言えば戸建てには勝てません。
マンションはデザイン、間取り、性能・設備などが決まっていて、自分では選べないようなものが多いです。
対して戸建なら、災害に強い家を目指して耐震等級を上げることができれば、快適な暮らしを目指して断熱性能を良くすることもできます。デザイン・テイストも自分好みにアレンジ可能。
マンションは選べないものが多いですが、戸建ては自分で選んでつくれる魅力があります。
自然に囲まれた地域なら、きっと色々な要望を叶えられる土地に出会えます。茨城県で理想の暮らしをしてみませんか。
今は子育て支援に力を入れている地域は多いですが、もちろん茨城県も例外ではありません。
移住先で子育ても視野に入れているなら、茨城県なら安心です。
このあたりの詳細は以下のポータルサイトで確認するとわかりやすいので、ブックマーク等をしてチェックしておきましょう。
いばらき 結婚・子育てポータルサイト
茨城県内でも子育てしやすい市町村についても他記事でまとめています。
茨城県で子育てしやすい市町村は?支援制度・住環境・アクセスなどを徹底比較!
茨城県の太平洋側には多くの海水浴場があります。
ですので、海が近いエリアで移住を考えているようでしたら、茨城県は選択肢が多いです。
特にサーフィンが趣味な方にとってはサーフスポットも充実していておすすめ!
もし移住先でマリンスポーツを存分に楽しむ生活スタイルを目指すなら、サーファーズハウスのようなスタイルの家づくりをするのも良いですね。
サーファーズハウスと茨城県のサーフスポット・レジャー・イベントについては以下のコラムを参考にしてみてください♪
サーファーズハウスの特徴と建てるポイント。茨城県で建てるならどの地域?

茨城県への移住がおすすめな理由を挙げてきましたが、注意点もあります。
それぞれご覧ください。
茨城県へ移住するなら、自家用車の所有を推奨します。
理由は、首都圏のように路線や駅が多いわけではないからです。
駅までの距離が遠く、自転車や徒歩でも厳しいという地域も少なくはありません。これは、買い物等で外出するうえでも同様。
ですので、普段テレワークで出勤のために外出はしないという方も、車1台の所有は推奨します。
もし車移動に抵抗があるようでしたら、土地代は多少高くつくかもしれませんが、駅やバス停が近いエリアへの移住を検討しましょう。
とはいえ、車の運転が好きという方にはメリットにも感じるかもしれませんね。
首都圏は、有料駐車場探しや駐車料金の高さ、交通量や車線の多さなど、車の利便性を活かしにくい問題がいくつかあります。
対して茨城県は、どこに行くにしてもある程度の広い駐車場が用意されているケースが多いですし、有料駐車場を使う機会があるのは駅前ぐらいで、料金も首都圏のように高くありません。
道路も基本的には車線がいくつもあるわけではなく、開けているような道が多いので、運転はしやすいと思います。
車移動が前提になりがちな田舎エリア。「じゃあ茨城県の田舎ってどんなところ?」と気になるようでしたら、以下の記事がおすすめです。
茨城県の田舎といえばどこ?実際に暮らすメリット・不安の解消・おすすめエリアなどをご紹介!
茨城県は「自然」や「田舎ならではの良さ」が魅力と認識している方は多いかもしれません。
しかし、自然に囲まれてのんびりと過ごすのが目的でしたら、移住先は少し場所を選びます。
というのも、茨城県は都内へのアクセスが良い地域ほど都会だからです。
実際、筆者が住む守谷市は住みやすい街ランキングで常に上位を維持していますが、よく想像する田舎ではないと思います。
ですので、自然や田舎さを求めるなら、先ほど少しご紹介した境町や常陸太田市など他にもいくつか候補はあるので、事前にリサーチをしてみましょう。
ただ補足として、都会な地域といっても都内ほどではありません。車さえあれば移動はしやすいですし、むしろ商業施設等が多ければ買い物も苦労しないので便利です。
茨城県内でも「都会」とされる地域についてもまとめています。気になる方はぜひチェックをどうぞ!
茨城県の“都会”といえば?首都圏とのギャップが少ない暮らしを求める人へ!
茨城県への移住に失敗しないためのポイントは以下の記事にまとめてあります。本コラムとあわせてご覧ください。


最後は、茨城県へ移住するうえでの補助金・支援金制度についてご紹介します。
東京23区に在住していた方、または東京圏在住で23区に通勤していた方であれば、茨城県への移住支援金が支給されます。
以下をご覧ください
『茨城県では、移住に伴う経済的負担を軽減することにより、県内中小企業への就業等を促進し移住につなげる「わくわく茨城生活実現事業」を実施しています。
この事業では、東京23区に在住または、東京圏在住で23区に通勤する方が、茨城県に移住し、就業又は起業等しようとする方が、移住支援金の要件を満たす場合に、世帯100万円(※18歳未満の世帯員を帯同する場合は1人につき最大100万円を加算)、単身60万円の移住支援金を支給します。
※申請日が属する年度の4月1日時点で18歳未満』
上記のとおり、代表的なのはこの「わくわく茨城生活実現事業(茨城県移住支援金)」です。
世帯100万円、単身60万円、18歳未満の世帯員を帯同する場合は1人につき最大100万円を加算、となっています。
詳細は以下をチェックしてみてください!
わくわく茨城生活実現事業(茨城県移住支援金)
茨城県への移住がおすすめな理由は以下のとおりです。
首都圏でマンションに住むのと茨城県で戸建てに住むのとでは、コスト面や快適さという面でも、茨城県に住むメリットは大きいです。
都心・副都心へのアクセスの良さ、経済的豊かさなど、その他多くの魅力が茨城県にはあります。
もしこのコラムを読んで茨城県への移住に前向きになりそうでしたら、以下の点に注意しましょう。
車がないと少し不便に感じる部分はあるかもしれませんが、首都圏と比較すると運転しやすい場所が多いので、車の運転がよほど苦手でなければ問題はないと思います。
自然や田舎さを求めるなら、都心から少し離れた場所などをリサーチしてみましょう。
茨城県へ移住するうえで代表的な補助金・支援金制度は以下のリンクから詳細のチェックをどうぞ。
わくわく茨城生活実現事業(茨城県移住支援金)
以上です。ぜひ、茨城県への移住を検討してみてください♪ ご覧いただきありがとうございました。
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